Monthly: VCM Updates (5月)

sustainacraft: VCM Update (2023年5月)

Monthly: VCM Updates (5月)

株式会社sustainacraftのニュースレターです。今回はMonthly VCM Updateとして、主に2023年4月に発表されたボランタリーカーボンクレジット市場・海外規制に関するトピックを中心にお届けします。


はじめに

先日、プロダクトリリースのアナウンスをしました(詳細については、当社プレスリリース日経新聞記事をご参照ください)。詳細情報やデモリクエストは、当社ウェブサイトでお問い合わせいただけます。

また、サービスの提供開始と合わせて、ボランタリーカーボンクレジット市場や方法論の最近の動向、及び、サービス概要と活用事例などを解説するウェビナーを開催いたします。ご興味のある方はぜひこちらからお申し込みの上、ご参加ください。


Monthly VCM Update

今月は以下の改訂をカバーします。

A. Voluntary Carbon Creditの市場動向

B. 海外の主要規制の動向

  1. Federal Trade Commission: Green Guides Review
  2. EU Deforestation Free Product Law
  3. Energy Transition Accelerator

A. Voluntary Carbon Creditの市場動向 (Verra)

2023年4月はVerraボランタリーカーボンクレジットでは17,073,244ユニットが新たに発行され、9,921,802ユニットがリタイアされました。それぞれ前年同月比+11%、+57%と増加しています。

AFOLU(Agriculture Forestry and Other Land Use)セクターに限ると15,246,677ユニットが発行され、3,081,472ユニットがリタイアされています。それぞれ前年同月比+172%、+71%となっています。

2023年4月にリタイアされたプロジェクトの一覧(AFOLUセクターのみ)です。上位20件のプロジェクトでリタイアメント全体の8割を占めています。国別ではBrazilが最大(26%)で、その後をIndonesia(18%)、Kenya(17%)、Peru(10%)、Cambodia(7%)が続いています。

Verra AFOLUセクターのカーボンクレジットをリタイアした企業のTOP 20社は以下の通りです。Energy, Consumer Goods, Consulting, Financial Instite業界がリタイアをしています。三番目にランクしたInterface社は床材を扱う米国企業です。企業のカーボンニュートラル認証であるPSA2060を取得しており、カーボンニュートラルな床材の提供を行っています。

B. 海外の主要規制の動向

このセクションではボランタリーカーボンクレジットの用途・品質や、森林・自然資源の保護に関する重要な規制のUpdateについて報告します。

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ウェビナー GX/ETSに向けた炭素クレジット 最新動向 解説セミナー COP30やGX/ETS制度設計、そのほか関連イニシアティブを踏まえた最新動向 参加登録する 概要 2025年11月にブラジルで開催されたCOP30も含め、パリ協定第6条(国際炭素市場メカニズム)やJCM(二国間クレジット制度)を取り巻く環境は大きく動いています。 また、日本国内でもGX-ETS(排出量取引制度)の本格稼働に向けた制度設計が進んでおり、炭素クレジットの活用戦略は企業にとって重要な経営課題となっています。 本セミナーでは、環境省JCM推進室より髙橋室長補佐をお招きし、COP30の成果やパリ協定第6条関連の最新動向、JCMの進捗状況について解説いただきます。 また、サステナクラフトからは、JCMでのクレジット供給が期待されている中で、各国での6条関連の動きも踏まえた各国のJCMポテンシャルやボトルネックの分析についてお話しします。 加えて、SBTiの新たな企業ネットゼロ基準(Version 2)の2回目のパブコメの内容などもお伝えしたいと思います。

By sustainacraft