ALM(農地管理)に関する新しい方法論

Newsletter #9

ALM(農地管理)に関する新しい方法論

株式会社sustainacraftの第9回Newsletterです。

第5回ではSoil Organic Carbon(土壌有機物)に関するカーボンクレジットの測定方法についてご紹介しました。具体的なプロジェクト事例として、Kenyaのサバンナにおける新しい放牧方法(Rotational Grazing)による炭素貯留量増加プロジェクトについて紹介しました。

第5回で述べたように土壌には、森林などの地上部バイオマスを大きく上回る量の炭素が貯留されています。この炭素貯留量を増加させるためには、上述の放牧だけでなく、農場においても様々な方法が検討・提案されています。Verraでは、農地・土壌に関わるカーボンプロジェクトの方法論をまとめて、信頼性の高い新しい方法論の構築を行っています(VM0042)。

今回のNewsletterでは、1)現在Verraが検討を進めている新しい農地管理の方法論(VM0042)の概観、(2)土壌への炭素貯留に関する追加的な論点、について紹介します。

PickUp Section

1)新しい農地関連の方法論(VM0042)の概観

(出所:Verra

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GX/ETSに向けた炭素クレジット
最新動向 解説セミナー ~COP30やGX/ETS制度設計、そのほか関連イニシアティブを踏まえた最新動向~

GX/ETSに向けた炭素クレジット 最新動向 解説セミナー ~COP30やGX/ETS制度設計、そのほか関連イニシアティブを踏まえた最新動向~

ウェビナー GX/ETSに向けた炭素クレジット 最新動向 解説セミナー COP30やGX/ETS制度設計、そのほか関連イニシアティブを踏まえた最新動向 参加登録する 概要 2025年11月にブラジルで開催されたCOP30も含め、パリ協定第6条(国際炭素市場メカニズム)やJCM(二国間クレジット制度)を取り巻く環境は大きく動いています。 また、日本国内でもGX-ETS(排出量取引制度)の本格稼働に向けた制度設計が進んでおり、炭素クレジットの活用戦略は企業にとって重要な経営課題となっています。 本セミナーでは、環境省JCM推進室より髙橋室長補佐をお招きし、COP30の成果やパリ協定第6条関連の最新動向、JCMの進捗状況について解説いただきます。 また、サステナクラフトからは、JCMでのクレジット供給が期待されている中で、各国での6条関連の動きも踏まえた各国のJCMポテンシャルやボトルネックの分析についてお話しします。 加えて、SBTiの新たな企業ネットゼロ基準(Version 2)の2回目のパブコメの内容などもお伝えしたいと思います。

By sustainacraft